| エチゴヒメマリモ
エチゴヒメマリモは「マリモ」という名前がついていますが我が親愛なる阿寒湖の「マリモ」とはかなり違う特性を持ち、生物種としてもかなり遠い関係にあるので当初このサイトを立ち上げたときは扱うつもりはありませんでした。
しかし予想に反してマリモのサイトの来訪者が多くマリモサ
イトの需要って結構あるんだな、と管理人は思いました。ではでは私が切り捨てた「エチゴヒメマリモ」の需要はあるのかなと思ってやふーで検索してみるとわずかに
一件だけ、それも研究会会誌の目次のようなところにただ名前が載せてあるだけでした。(暇な人はやってみてね)
ということはここで私が「エチゴヒメマリモ」のページを作った
らネット上日本初(おそらく世界初)のエチゴヒメマリモ専門コーナーを備えたサイトということになるのかと思い、勢いづいてこのコーナーを作ってるわけです。「マリモ」
と「エチゴヒメマリモ」じゃメジャー度が違いすぎますが。
ではでは本題に入りましょう。最近はまりもようかんとか
写真とか絵ばかり相手にしていてひさびさな植物の話なので腕がなります。最初このサイトはハードボイルドなマリモネタばかりなのに最近はまりもようかんと
かマリモ度チェックとか軟派になってきたというお叱りの…さてさて今度こそ本題に入りましょう。
エチゴヒメマリモの特徴から述べていきましょう。この植物は
「マリモ」という単語が付くように丸くなります。そして「エチゴ」という名の単語のとおり新潟県で発見されました。新潟市から電車で40分くらいのところ
にある吉田町というところでこのエチゴヒメマリモは発見されました。吉田町にある吉田中学校では、毎年池にまるい藻が発生するので、同校の教諭や新潟大学
の教授が調査したところ新種のラン藻類の一種であることがわかりました。そして1971年、この藻に「エチゴヒメマリモ」の名前がつけられました。(学名
は Plectonema desmidiacearum Noda) ちなみに阿寒湖のマリモは緑藻の仲間なのでラン藻類のエチゴヒメマリモとは生物種としてはかなり違います。
では現在このエチゴヒメマリモはどうなったのでしょうか?まず
吉田中学校は20年前に現校舎の移築に伴いエチゴヒメマリモが生息していた池は破壊されてしまいました。このときできるだけ多くのエチゴヒメマリモを持ち
出したようです。この持ち出されたエチゴヒメマリモは科学部が中心となって育ててきたそうですが現在は多くのものが白く変色してしまって死んでいるものが
多いそうです。しかしながら現在でも生きている細胞がわずかながら存在し、科学部のみなさんが細胞の数を増やそうとがんばっているそうです。
吉田中学校以外でのエチゴヒメマリモの存在は不明です。
一種の生物が学校の小さな池にのみ分布していなかったということは考えにくいので、恐らく学校外にも存在しているでしょう。しかしながら周りの環境が大き
く変わっていればすでに天然物は生存していない可能性もあります。
残念ながらエチゴヒメマリモは危機的状況にあるのかもしれません。新潟県もわざわざトキを中国から持ってきて数億円もかけて飼育するのではなく、目立たないけど新潟県にしかいない生物たちのことをもっと考えてほしい
です。トキは中国に任せてエチゴヒメマリモや尾瀬の固有種、飯豊や妙高などの自然にもっと目を向けてほしいです。尾瀬の生物を見殺しにしたり、トキを絶滅さ
せておいて、でもまた外国から輸入して仲間のところから切り離して檻に閉じ込めて何のためになるのでしょうか?研究は中国に全面協力すればいいことだと思います。日本のトキを絶滅させただけではエゴイズムは収まりませんか?エチゴヒメマリモ
もトキと同じ運命をたどるのでしょうか?エチゴヒメマリモは中国では発見されてませんよ。一マリモファンとしてエチゴヒメマリモはがんばって殖えてほしい
です。
参考文献;マリモはなぜ丸い 中沢信午 1989
丁寧なエチゴヒメマリモについてのメールを
下さった吉田中学校の先生、
どうもありがとうございました。
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