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西湖

地図を最下部に載せておきました。

→富士五湖広域地図
 
 

↑てっぺんだけ見えている富士山と西湖
マリモ生息地(西の越)沖の写真
 
 

↑マリモ生息地(西の越)沖
西側を向けたので上の写真とは違う方角
 
 

↑西湖の湖岸も火山性の堆積物。
マリモが住む湖底ではこういった石に
くっついて生活しているマリモもいる。
 

↑足和田村の役場にいるマリモただの藻のかたまりに見えるがこれもマリモです。
 

↑写真を撮りたいといったら職員の方がわざわざ水槽からマリモを出してくれれた。水槽から出すとますますゴミみたいだがこ れもれっきとした天然記念物「マリモ」

 さて富 士五湖のマリモの生息湖沼は山中湖、河口湖、西湖の三つですがそのうち一番最後に発見されたのが西湖のマリモです。西湖のマリモが発見されたのは1993 年とほかの湖に比べてかなり新しいです。1993年5月24日に20〜30個のマリモの塊が三浦嘉吉氏の魚網によって捕獲されたのが西湖のマリモが日の目 を見た最初のです。その後阿寒町の調査グループに依頼し調査を行ったところ水深7〜17mに相当規模の群落が発見されました。これを受けて山梨県は湖沼単 位であった山中湖、河口湖のマリモの天然記念物の指定をいったん解除し、山中湖、河口湖と西湖をともに一括して「フジマリモおよび生息地」として県の天然 記念物に指定しました。
 
 西湖は面積2.12平方キロメートル、周囲9.9kmと山中 湖、河口湖に比べてかなり小さいのですが最大水深73.2mと深く容積の大きい湖となっています。全域が足和田村に属しますが、足和田村役場は河口湖側に あります。また西岸には青木が原樹海が広がり土地も急峻に湖に切れこんでいるためほとんど開発が進んでいません。山中湖、河口湖に比べていい言葉で言えば 落ち着いた、悪い言葉で言うと暗い湖です。湖は河口湖とつながっており発電のための放水が行われています。ここのマリモの特徴は深いところに生息している ということです。普通の人ならいけない水深7メートル以深に分布しています。地図には湖全体に分布しているように記しましたが実際には西の越近辺の水深 12m帯を中心にほとんど集まっています。山中湖のマリモが1.6〜3.3m、河口湖のマリモが1.0〜5.5mのところに分布しているのに比べたらもの すごく深いところにいます。これは山中湖、河口湖の透明度が3〜5mなのに比べ西湖の透明度が7〜10mと著しく高いことが原因だと考えられます。西湖の マリモは丸くならず堆積したり絡まりあったり、石にくっついたりして暮らしています。なかにはジュースの空き缶やゴルフボールにこびりついて暮らしている マリモもいます。西の越ではマリモの堆積量は最大30センチにも達しているようです。山中湖、河口湖のマリモが衰退傾向にあるのに比べたら西湖ではまだマ リモが群落を形成し生きています。ですから今後西湖のマリモの重要性がますます高まっていく事でしょう。山中湖、河口湖の二の舞にならないように対策を講 じる事が重要視されています。
 

唯一見物できる富士五湖産マリモ

 さて山中湖、河口湖では過去に丸いマリモが確認されたも のの現在では衰退し、その実物を見ることはできません。富士五湖産マリモを見ることはできないのかと半分あきらめていましたが、西湖産のマリモを見ること ができる施設があります。それは足和田村役場です。村役場ですから入場料も要りません。村役場のロビーのようなところに水槽が置いてありマリモが中を漂っ ています。その姿はまん丸でなくなんだかゴミのような塊ですがれっきとしたマリモです。皆さんも機会がありましたら足和田村役場を訪れてみてください。富 士五湖にはたくさんの観光施設がありますが生きたマリモを見られるのはここだけですよ!ただあの阿寒湖のマリモを想像し期待していくと失望すると思いま す。こんなのもマリモなんだ、マリモにもいろんな形をしたやつがいるんだなぁと思ってくだされば結構です。見る前に一言役場の人に断ってからみましょう。 遠くからマリモを見にくる人がやたら多ければ村としてもマリモを観光資源と見だし保護に力を入れるかもしれませんからね。ぼくは西湖のマリモを見るためだ けにはるばる北海道からやってきました、と少々誇張しておきました。皆さんのご協力お願いします。
 

もっと西湖な方へ 
 →西湖写真集
 


 

西湖の地図

 
参考資料
 「西湖のフジマリモ」 足和田村 1995
その他観光パンフレット