トップページへ

 国立科学博物館の展示マリモ(続報)

 このサイトでは東京の上野にある国立科学博物館に展示されているマリモについて紹介したコーナーが あります。このコーナーを2002年の春に作って以来、何人の方から「マリモを見てきましたよ〜」という報告を頂いたので、管理人も細々とマリモの浸透に 役立ててよかったなという程度にのんびりと構えていたのですが、驚いたことに国立科学博物館の職員の方からこの展示マリモについて連絡を頂きました。ご連 絡を下さったのは国立科学博物館の植物研究部で淡水産藻類を担当している渡辺さんです。渡辺さんから頂いたメールと管理人宛てに送ってくださった資料を基 にあの展示マリモについての追加情報を掲載します。


 まず国立科学博物館のマリモは昭和46年から展示しているそうです。西暦に直すと1971年ですね。現在2003年ですからかれこれ32年前になりま す。自分の生まれる10年前からあそこで展示されていると考えるとずいぶん昔から展示されているものだと実感します。もっとも読んでいる皆さんにとっては 管理人の生まれる10年前といっても、まったく関係ないでしょうから実感できないですよね。では参考に1971年頃に何が起こったのか書いておきましょ う。まず1970年には大阪万博が開催されビートルズが解散した年です。いやはやこう考えるとかなり昔だと感じます。今は落ち着いた皆さんの父上や、うち の親父など団塊の世代がブイブイ言わせてたかもしれない頃です。そのような頃から展示マリモは科学館の展示室でじ〜〜っと展示されてたわけですね。
 阿寒湖のマリモは当時からすでに特別天然記念物に指定されていましたから採取は厳しく取りしまわれていました。展示の際も、科学博物館が文化庁長官に申し出て、北海道教育委員会の協力を得て特別に採集したそうです。

 私が実際に見に行ったとき色がマリモの本来の美しい濃緑というより、退色してしまい薄い緑色になってしまっていたのが気になったのですが、こちらのほう も改善される予定のようです。渡辺さんによると、ホルマリンでの標本はすぐに退色してしまうそうです。そこで今後はアクリル樹脂(簡単に言うとガラスのよ うに透明なプラスチックのようなもの)に包埋して展示することも考えていらっしゃるようです。阿寒湖畔のエコミュージアムセンターにこのアクリル樹脂で固 めたマリモの標本がありますが、かなり見やすかったことを記憶しています。


 国立科学博物館も展示物を一新すべく職員の皆さんで作業中と教えていただきました。近く新しいマリモの展示物が見られるようになるかもしれませんね。

 資料を送っていただいた国立科学博物館の渡辺さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

2003年6月17日作成

トップページへ