トップページへ
 
 
国立科学博物館の展示マリモ

 ここでは上野にある国立科学博物館で展示されているマリモについて紹介するコーナーです。関東に住んでいる方、関東を訪れる方はマリモを見るためにぜひ立ち寄られてみてはいかがでしょうか?2002年3月29日に私が見た時の様子をまじえて紹介します。

 
 マリモは国立博物館3階北翼の「日本の動植物」のコーナーに飾られています。このコーナーはその名のとおり日本固有の生物の展示がされています。たとえばトキやタンチョウの剥製、屋久杉の標本、ブナ林の様子、深海にすむ生き物などについての展示物があります。
 マリモはその中の「淡水の藻類」を代表する物として展示されています。実物の阿寒湖のきれいなマリモも標本となっています。大きさは20センチ程度のものが一つと15センチ程度のものが一つ飾られています。阿寒湖のマリモの中でもかなり大きいものです。このマリモは一見生きているように見えますが受付のおばちゃんに聞いたところ死んでいる標本とのことでした。いつのころ採取されたものかわからないそうですが、かなり古くからあると受け付けのおばちゃんがおっしゃっていました。
 一緒に飾ってある写真やパネルがかなり古びている様子でしたのでずいぶん前からあるものであることはうかがえました。写真には「北海道教育委員会の許可を受け学習研究社撮影」と添えられていましたからひょっとしたら、1971年に初めてマリモの水中写真を撮影した畑正憲さん(ムツゴロウさん)の写真かもしれませんね。畑さんは学研の関係で写真を撮っていましたから。この写真うんぬんのところは憶測にすぎないのですが…。
 
写真1
 マリモの展示コーナーの様子。左に写真パネル右にマリモの展示水槽。水槽の上にマリモについての説明が書いてある。
写真2
 展示されているマリモ。保存状態もよく球形が崩れていない。生きている実物より若干色が褪せている。割れ目から中をのぞくと濃い緑色が見える。
写真3
 写真1の左側にあるマリモの水中写真パネル。右下に「北海道教育委員会の許可を受け学習研究社撮影」の文字がある。
写真4 
 展示水槽の上のマリモの説明。文字がはげかけているところから年季がうかがえるが、学名に注目すると「Cladophora aegagropila」になっている。マリモの学名については長年議論されてきたが、近い将来新しい学名に変わるだろう。ちなみにこ現在(2002.4.9)このサイトで学名は「Cladophora sauteri」になっているがこれも近い将来訂正となるだろう。分類の「シオグサ目 シオグサ科」も変わるかもしれない。

 私が訪れた時は春休み中で子供たちがたくさんいたのですがマリモを見ると「おかあさん、マリモがいるよ〜!!」っていって少し離れたところにいるお母さんを呼びに行くのには驚きました。というのは、小さい子でもマリモに惹かれるという点と、小さい子でも「マリモ」という植物がどのような植物なのか知っているという点を改めて感じたからです。これほどマリモが国民の間に浸透している国も他に無いでしょう。日本が国土のはずれにある丸い藻を持ってきて標本にして首都にある国内最大規模の博物館で展示するという国であることに改めて驚きました。それほど阿寒のマリモが魅力的なのでしょうがいい意味でも悪い意味でも有名な生物なのだなと思い展示されているマリモの前で感慨にふけってしまいました。あんまり感慨にふけりすぎて新館を見ることができなくなったのは大損です。
 
 

国立科学博物館(上野本館)について

 国立科学博物館は上野本館と新宿分館があるらしいのですが、ここでは上野本館を「国立科学博物館」と呼んでいます。
 そして国立科学博物館はとても広い博物館です。本館、新館、みどり館にわかれていて全部見るのに1日がかりになってしまいます。科学、特に生物が好きな人にはたまらないと思いますが、科学が嫌いな人にはつまらないだけだと思います。できることなら自分のペースで見れるようにソロで行くことをお勧めします。
 本館一階は恐竜の化石がたくさんおいてあります。二階も生物関係の展示です。三階は北側半分が日本の動植物について、南側が隕石とか太陽系とか宇宙のことです。
 新館では地下一階では恐竜の展示、2階では電気や磁器、感覚について自分で試しながら理解できる展示、3階では森のジオラマの中で森の様子がわかる展示になっています。なお新館では特別展示スペースもあり、私が行ったときは「ノーベル賞100周年記念展」が開催されていました。とても面白い展示でしたが2002年6月9日までのようです。
 みどり館は一階が食堂、ニ階が動物分類表示、三階がサイエンスシアター、四階が地学人類展示、五階が友の会ホールです。
 ほんとに好きな人は好きな場所なんでしょうし興味無い人は30分で出てくる施設となっています。私は半日かけたのですがちゃんと見れたのは本館だけ、新館の特別展示は駆け足、その他の新館とみどり館の全部を見ることはできませんでした…。ペース配分には気をつけてくださいね。
 
 

国立科学博物館本館の外見

マリモが展示されている本館三階北翼の
「日本の動植物コーナー」入り口

 ◆アクセス
  JR上野駅公園口から徒歩5分 営団地下鉄銀座線・日比谷線上野駅から徒歩10 分 京成上野駅から徒歩10分 との事です。
 私はJRで行きました。普段上野に行かない人はJRをお勧めします。公園口を出たらすぐ公園となっているのでわかりやすいです。

 ◆料金
入館料金 普通入館者 団体入館者
一般・大学生 420円 210円
小・中・高校生 70円 40円

 ◆開館時間    9:00〜16:30 入館は16:00まで)《もっと長く明けてくれ〜〜〜という感想を持ちました》

 ◆休館日  毎週月曜日(日・月曜日が祝日の場合は火曜日) & 年末年始(12月28日〜1月4日)
                  
 ◆リンク

 国立科学博物館

 国立科学博物館 上野本館(マリモが見たい方はこっちです)

 国立科学博物館 上野本館 展示案内

 国立科学博物館 上野本館 展示案内のマリモが載っているところ