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北 海道で見られるアザラシの種類

北海道の近海ではアザラシが5種類見られると言われ、日本で見られる野生のアザラシはすべて北海道近海で見られます。アザラシは寒い地方の生物なので日本 に来るアザラ シのうち北海道でしか見られないアザラシも多いです。各種の頭数や保護規制の網とか専門的なことは図 鑑(Wikipedia)に任せるとしてここでは簡単に紹介しましょう。それぞれの種名のリンクをたどるとフリーの百 科事典:Wikipediaの項目に飛び詳しい種の特徴を見ることができます。

ゴ マフアザラシ(Phoca largha)

入浴中のゴマフアザラシ(オホーツクとっかりセンター)
おそらく日本にいるアザラシの中でもっとも名前が知られたアザラシでしょう。体重は大人で 70〜110kgくらいです。北海道のアザラシ飼育施設すべてで飼育されています。内地の水族館でも結構見ることができるのではないでしょうか。漢字では 胡麻斑海豹と書くように胡麻のような斑模様があるのでこの名前がついたんでしょうね。

 北海道では「ゴマアザラシの卵」という名前のお菓子が売っていますが、知らない方は名前を間違って覚えてしまいそうですし、哺乳類のア ザラシなのに卵っ て!となんだかな名前のお菓子です。
 あ、ゴマフアザラシ自体は流氷の季節になるとオホーツク海側を中心に大群で押し寄せてきて春になると北に帰っていくのがセオリーみたいです。しかし人間 でもアザラシでも変わり者はいるもので、北海道東部の野付半島の あたりには定住しているゴマフアザラシもいるようですし、管理人も2005年5月頃、稚内市の抜海港おたる水族館裏の海で見たことがあります。

 ゴマフアザラシといえば赤ちゃんの白い産毛が印象的ですがあっという間に大人模様になります。赤ちゃんが水族館で産まれて一ヶ月位たって見に行ったらも うすっか り大人と同じ模様になっててがっかり、という話は結構聞きますので産まれたらすぐ見に行くようにしましょう。

 ゴマフアザラシのぬいぐるみとして白い産毛の赤子モデルばかり 作られゴマフアザラシ=白のイメージが定着するのはよくないですよね。個人的には白より左のような大人模様の方が好きなので、胡麻斑なぬいぐるみも作って ほしいところです。
 ちなみに英語の名前はSpotted Sealです。外国の人も斑点から名前をつけたのですね。日本語のゴマフという名前自体、実はこの英名から来たものだったりして(^^)
ゼ ニガタアザラシ(Phoca vitulina

柵を乗り越えようとするゼニガタアザラシ(おたる水族館)
 北海道にいるアザラシの中で唯一(一部の例外ゴマフは除いて)日本に定住し繁殖しているア ザラシです。体のサイズはゴマフアザラシとだいたい同じです。 日本といっても定住しているのは北海道の襟裳岬、大黒島など数箇所のみで定住地は北海道の太平洋側に限られています。日本に生息する個体数は 900〜1000頭ほどですが増加傾向にあります。
 名前のゼニガタというのは銭型の模様があるところからつけられたのでしょう。
 襟裳岬ではこのアザラシを天然記念物にしようとしたら、漁業の網を破ったり網の中の魚を食ったりするので漁師さんたちの反対で見送られたという経緯を持 ちます。現在ではアザラシのウォッチングツアーを行ったりと観光資源としても注目されています。
 このアザラシは産まれた時から大人と同じ模様をしています。ですから空気中にいるときはゼニガタアザラシはずっと左のような模様なわけです。しかし襟裳 岬のお土産やさんでは左のようなゼニガタ模様のお土産品はありませんでした。みーんな白いアザラシのお土産ばかりです。襟裳とゼニガタアザラシを正しく 知ってもらうためにも左のようなゼニガタ模様のお土産品を希望します。
ワ モンアザラシ(Phoca hispida

水面を立ち泳ぐワモンアザラシ
(オホーツクとっかりセンター)



女性の職員さんと比べてもこの大きさです
(オホーツクとっかりセンター)


 別名フイリアザラシとも呼ばれる体重40〜50kg前後の小型なアザラシです。その体の 小ささ のせいか、水族館ではよくゴマフアザラシやアゴヒゲアザラシの子供と間違えられています。また手ごろなサイズなのでこのくらいなら飼えるかもと勘違いしが ちな アザラシです。
 このアザラシは北海道ではおたる水族館とオホーツクとっかりセンターで飼育しています。(ひょっとしたらノシャップ寒流水族館も?)また、なかなか内 地の水 族館では見ることができない種類のアザラシなのではないでしょうか。
 野生のワモンアザラシは流氷が来るころにオホーツク海側を中心にやってきて繁殖しているようです。ですから北海道では親とはぐ れ た赤ちゃんワモンアザラシが保護されたりします。
 名前のワモンは漢字では輪紋と書くので輪のような紋様があるのでこの名前が付いたのでしょう。英語でもRinged sealと呼びます。
ア ゴヒゲアザラシ(Erignathus barbatus

前ならえをしているアゴヒゲアザラシ(おたる水族館)


女性の職員さんと比べるとこの差です
上のワモンと比較してみてください
(オホーツクとっかりセンター)

 沢山のひげが特徴なアザラシですね。オスメス関係なくもじゃもじゃしています。名前はアゴ ヒゲですが髭は顎から生えているわけではありません。上の3種のアザラシに比べ大型で体重は300kgを超えます。体の模様も目立たないので黒っぽ くのっぺりした印象を受けます。
 日本近海にはあまり来ないマイナーなアザラシでしたが一昔前に首都圏を賑わせたタマちゃんがこの種類のアザラシなので一躍脚光を浴びました。
 北海道内のアザラシ飼育施設ではおたる水族館ととっかりセンターで見られます。
ク ラカケアザラシ(Histriophoca fasciata

クラカケアザラシのメスの子供
(ひろお水族館)
 北海道はもとより国内の水族館では飼育されていない種類のアザラシでしたが、2005年春 にひろお水族館で保護され、2006年からおたる水族館で見ることができます。
 クラカケアザラシは流氷が押し 寄せる頃、北海道にやってきます。ですからオホーツク海沿岸ではしばしば目撃されています。上でも書いたようにひろお水族館が2005年に保護していま す。北海道で保護された記録もけっこうあります。
 このアザラシの特徴はオスの首・前足・腹などにかけて白い帯があることです。この白い帯が鞍をかけているように見えることからクラカケアザラシと呼ばれ て います。ですが左の写真は0歳のメスの子供なのでクラカケ模様ははっきりしません。この子も前足の辺りや腹から背にかけて他のアザラシには無いような変 わった体の模様をしておりますが、これがクラカケアザラシ固 有の模様なのか個体差なのかまでは私にはわかりません。







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