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マリモの仲間

 近年のDNAの解析等の 分子生物学的な研究の結果新たにわかったマリモの仲間達の紹介です。マリモの分類で 紹介してるのでここでは触れませんが、マリモはいくつかの種類に分けられていました。しかしDNA解析の結果、マリモは一種類であることがわかり、他の藻 類とDNAを比較した結果全く認識されていなかった生物群だという事がわかりました、ここでは新たにわかったマリモの仲間を紹介していきましょう。

ざっと見ただけでもマリモに肩を並べる珍妙なやつらばかりです。マリモの仲間ってこんなのばっかり…。類は友を呼ぶのでしょうか。

↓図中のそれぞれの名前をクリックすると説明に飛びます



名前 写真 説明
マリモ
割愛
説明するまでもないですね。他のコーナーの説明をどうぞ
タテヤママリモ

マリモに一番近い種類で、名前にも「マリモ」が付いています。マリモとは見た目が似ており過去にはマリモと同一種だと思われていました。詳しい事は「タテヤママリモ」のコーナーをどうぞ
アオミソウ

本 州中部以南の湖沼や水田、河川に分布しています。アキネートと呼ばれる休眠細胞を作るのでマリモとは異なるグループに分類されていましたがDNA解析の結 果近縁であることが判明しました。細胞がマリモと似ているので新種としてカワマリモ、ビワタマモ、アシガラマリモと誤認されたことがあります。
ミゾジュズモ

全国各地に分布しており、側溝や井戸の内壁に付着して生活しています。マリモのように球化する事は稀なものの、沖縄県宜野湾市のある公園の池に群生する個体群は小石を核にして球体を形成しています。
パシクラディア

分布は全国各地に及びますが、このとっつきにくい名前の藻は縁起の良い「蓑亀」として有名です。亀の甲羅から藻が生えているものを見たことがあるかもしれませんが、あれが蓑亀です。左の写真を見ていただければわかりやすいとおもいます。
写真は甲羅にパシクラディアを生やした亀の標本です。
アルノルディエラ

日本では最近発見されたもので、阿寒湖近くのパンケトーと琵琶湖から報告されています。タニシの殻に付着している小さな粒々が藻の集まりでコケシの様な体をしています。世界的にも稀でロシア中部とインドでしか見つかっていません。
ウィットロキエラ

国内では2001年に小川原湖で発見されたばかり。汽水域に生育しているので、塩分を好むマリモの生態を解明するための鍵を握っている生物ではと考えられています。現在研究が進められています。
カイゴロモ

関 東以南の海岸の岩場に生息します。マリモの近縁の藻類の中で唯一の海産種。実験室内では球体を形成した報告があります。スガイという巻貝のみに着生するこ とが知られ、多くの研究者がなんでこのような形態を取るのか謎を解き明かそうと努力していますがまだわかっておりません。
写真の貝にこびりついてる藻がカイゴロモです。

ここの写真は2003年夏に阿寒湖畔エコミュージアムセンターで行われた「夏休み特別展「これがマリモファミリーだ−DNA研究が明らかにしたマリモの仲間たち−」」で展示されたそれぞれの藻類の写真です





2003年9月30日作成